当サイトで使用している技術【Netlify編1】~Netlifyとは~
今回は、ホスティングサービスであるNetlifyを紹介します。Netlifyを使うことで、Vuepressで作成した静的サイトを無料で全世界に公開することができます。
ホスティングサービスとは
簡潔に説明すると、サーバを貸してくれて、データを預ければ誰でもサイトを公開できるようになるサービスのことです。自分で作成したwebサイトのデータ(VuePressの場合は.vuepress/dist
ディレクトリ)をサーバにアップロードすることで、どこからでも自由にアクセスできるようになります。代表的なホスティングサービスといえば、Googleが運営しているFirebaseが挙げられます。
Netlifyとは
Netlifyはホスティングサービスです。2014年に設立されたアメリカの企業が運営しており、比較的新しいと言えます。他にもホスティングサービスはたくさんありますが、かゆいところに手が届く、かなり便利な機能がたくさんあるので、いくつか紹介します。
Netlifyが優れている点
標準的な機能
- 無料(もちろん、課金すれば高機能が使える)
- 独自ドメインが使える
- 設定なしでHTTPSが使える
独自機能
- シンプルでわかりやすい管理画面
- GitHub等のバージョン管理サービスと連携して、コミットしたら自動でデプロイしてくれる
- 単なる静的サービスでは実現できない、バックエンドの機能を補完してくれる
- テストができる(BETA)
シンプルでわかりやすい管理画面
無駄な機能がなく、洗練されたデザイン・UIを持っています。設定や確認したいことがあっても簡単にできるので、困ることはありません。
自動デプロイ
GitHub、Bitbucket、GitLabと連携でき、コミットされたら即自動でデプロイできます。もちろんプライベートリポジトリでも可能です。極端ですが、最初に設定してしまえば、以後Netlifyのページを訪れる必要はありません。
バックエンド機能
単なる静的サービスでは、基本的にユーザーからのアクションには対応できません。Netlifyでは、フォームの送信やユーザー認証といった単純なバックエンド機能を簡単に利用することができます。例えば、フォームの場合、<form>
tag内にnetlify
と記入するだけで、ユーザーからフォームデータを受け取る事ができます。しかも、フォームデータを受け取ったことを、メールで通知することもできます。
テスト機能
複数のブランチを設定するだけで、スプリットテストを行う事ができます。
Netlifyの残念な点
ありません。
無理やり挙げるとすれば、英語
ユーザー登録からサイト公開まで、webブラウザ上で行いますが、設定や公式ドキュメントなど、全て英語で書かれています。ただ、難しい設定を除き、説明を丁寧に読まなければわからない、ということはありえないので、特に問題ないと思います。更に、日本でもわりと普及しているので、わからないことがあっても、だれかが日本語で説明記事を書いてくれています。
次回は、ユーザー登録からサイトをデプロイして公開するところまで紹介します。